タルミの原因
人間の生物学的ピークは18歳という説があるように、顔のたるみは20代後半から目立ち始めます。医学的にみれば、タルミはシワとよく似たメカニズムで現れますが、加齢による皮膚の弾力性の衰えや表情筋、皮下組織の衰えが大きな要因です。人によって、タルミとシワのどちらかもしくは両方が「肌の老化現象」として現れるとも言えます。
肌がたるまないように支えている物質は、真皮層に多く存在している「コラーゲン」や「エラスチン」。若いうちは、コラーゲンは豊富で、エラスチンも密ですが、老化が進んでくると、コラーゲンも減り、コラーゲンを繋ぎとめているエラスチンももろくなります。そして、皮フや皮下組織を支えるのが困難になり、タルミとなってしまいます。
「コラーゲン」「エラスチン」以外の原因としては、「表情筋の老化」や「皮下組織 のゆるみ」があげられます。目元がたるむ原因は、眼の開閉をつかさどる眼輪筋と上 眼瞼挙筋の衰え。頬のタルミは、頬を引きあげる表情筋の衰え等が関係しています。
シミとシワのコーナーでも述べましたが、「紫外線の浴びすぎ」「乾燥」「ストレス」「無理なダイエット」「運動不足」「偏った食生活」「睡眠不足」などもタルミの遠因となります。日頃から、タルミを作らないという心掛けとケアが大切です。