しみのタイプと治療法
あなたのシミはどのタイプ?
VISIAの分析技術でシミ・毛穴・シワ・キメなどに加え、隠れジミや肌年齢も確認して自分にあった治療をはじめましょう。
VISIAは高精度のためのダブル写真撮影システム、一台でカラー写真とUV写真の同時撮影が可能です。カラー写真撮影からはシミ・シワ・毛穴・肌の色むらを、UV写真撮影から隠れジミを高精度で捉えます。
当院では、肌画像診断器VISIA(ビジア)で、正しい解析に基づいた肌治療の効果的なご提案を行います。
シミの種類
老人性色素斑
加齢による発生頻度の高いシミです。長期間紫外線を浴び続けることによって生じます。
顔・手背・前腕など紫外線を浴びるところに発生し、背部や下肢など肌を露出しているとどこにでも発生します。紫外線を浴びすぎたからといってすぐにシミになるわけではなく、過去に受けた紫外線ダメージが蓄積してシミになります。本来ターンオーバーによって肌表面に押し出されたシミは、またターンオーバーによって肌の外へ排出されて薄くなるものですが、加齢や紫外線によって肌がダメージを受けていた場合、ターンオーバーも滞り、肌表面に色素沈着として茶褐色のシミが残ってしまいます。これが、老人性色素斑です。
そのため、若いころから日焼けした人ほど発生することが多く、早い人では20代からシミが現れてきますが40代以降に多くなります。茶褐色〜茶色のシミ
輪郭が比較的はっきりしていて、顔・腕・手の甲・デコルテなど、紫外線をよく浴びる部位にシミができます。
雀卵斑(そばかす)
スズメの卵殻の色と形に似ていることから、雀卵斑と名付けられ、一般的にはそばかすと言われています。10歳頃から発症する1〜数ミリ大の茶色の褐色斑で、両頬、下眼瞼、鼻根部に多数分布しています。顔に小さな斑点が広がるシミで、遺伝で発生するシミと言われていますが、遺伝的な要因が大きく、紫外線の影響で濃くなります。
肝斑
ほほ骨を中心に左右対称に、輪郭がぼやっとした薄茶色のシミがあらわれます。
また、更年期や婦人科の病気に罹患した際にもできやすいシミです。ホルモンバランスが崩れたり、過度のマッサージなどの物理的な刺激、紫外線により悪化することもあります。
主に30〜40代を中心に、およそ50代後半まで続きます。60代を超えると発生することはあまりなく、逆にシミが薄くなったり、消えたりする傾向があります。
男性に肝斑ができることもあります。
炎症後色素沈着
年齢を問わず、ニキビ、化粧品のかぶれ、やけど・日焼け、虫刺されなど、皮膚に炎症を起こした後にできるシミのことです。日本人は、黒色メラニンが多いため、炎症後色素沈着が目立ちやすいと言われています。
炎症が起きた時に、メラノサイトが刺激されメラニン色素を作り出し、時間の経過とともに薄くなっていきますが、数年かかることもあれば、そのまま残ってしまうものもあります。
炎症が強いほど、また炎症の期間が長いほど色素沈着の程度がひどくなります。
洗顔やクレンジングなどで肌を強くこすったり、強い力でフェイスマッサージをするなどの間違ったスキンケアで炎症ができ、色素沈着をおこす場合もあります。
炎症を抑制するトラネキサム酸も有効ですが、黒色メラニンの生成を抑制するために、ビタミンCの摂取をおすすめします。また、ターンオーバーのはたらきをサポートするL-システインの摂取も有効です。
花弁状色素斑
1〜2mm程度の小さな花弁状の斑点で、背中から肩にかけてできることが多いです。真夏の強い紫外線を浴び、強い日焼けの数ヶ月後にできることが多いとされているシミです。
治療法
治療法 |
一回の治療時間 |
しみのタイプ |
梅田 |
天王寺 |
① 内服薬 ② 外用薬 |
− |
加齢や日焼けによるシミ・肝斑・くすみ |
○ | ○ |
③ イオン導入 |
15分 |
加齢や日焼けによるシミ・肝斑・くすみ |
○ | ○ |
④ ピーリング |
30〜40分 |
加齢や日焼けによるシミ・肝斑・くすみ |
○ | ○ |
⑤ フォトRF |
30〜40分 |
加齢や日焼けによるシミ・顔全体のくすみ |
○ | ○ |
⑥ Qスイッチレーザー |
数分 |
加齢や日焼けによるシミ・あざ |
○ | ○ |
シミ治療法の概説
① 内服薬 |
シミができたときには、積極的にビタミン類を摂るようにしましょう。ビタミンEやβ-カロテンには、活性酸素を除去する抗酸化作用があり、肌や細胞の新陳代謝を高め、ターンオーバーを促進する作用もあります。また、ビタミンCは、沈着したメラニンに作用し、目立たなくさせる働きがあります。肝斑には「トラネキサム酸」が有効です。 |
② 外用薬 |
一般的には、シミの外用薬として「ハイドロキノン」を用います。ハイドロキノンは強力な肌の美白剤です。レーザー後の再色素沈着の予防など多様なシミに有効です。 |
③ イオン導入 |
皮膚表面のイオンバランスをコントロールすることで、シミを改善するビタミンC誘導体やプラセンタなどを効果的に真皮層に浸透させる方法です。シミに働きかけるのと同時に、みずみずしいお肌をつくり、張りとツヤを実感することができます。 |
④ ピーリング |
ケミカルピーリングが日本人向けに開発され、ツルツルのキメ細かな明るい肌を望まれる女性に受け入れられつつあります。刺激感の少ないサルチル酸マクロゴールピーリング等を行なっています。但し、皮膚表面の浅い部分にしか作用しないため、頑固なシミにはレーザー治療を併用します。 |
⑤ フォトRF(オーラル) |
シミ以外にも、「くすみ」「毛穴の開き」「そばかす」「ニキビ」「赤ら顔」「たるみ」なども同時に改善する新しいタイプの美肌治療器。
アンチエイジング治療や幅広いお肌の悩みを解決できたのは、フォトフェイシャルのIPL(光エネルギー)とサーマクールのRF(高周波エネルギー)をマイルドにドッキングさせ組織に照射する、オーロラのハイブリッド作用。痛みや腫れも少なく、治療後すぐにお化粧が可能です。 |
⑥ Qスイッチレーザー |
Qスイッチレーザーは、主にメラニンに吸収されるレーザーです。レーザー光線を照射することにより、メラニンを選択的に破壊し、皮膚のより深いところまで届くというのが特徴です。一時的に痂皮が出ることがありますが、通常は7日程度で剥がれ落ちます。 |